正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、妊婦の栄養素の必要量について、非妊時の値に上乗せする付加量が設定されています。
付加量の有無は栄養素や妊娠時期によって異なります。
【選択肢別解説】
1:× カルシウムは妊婦の付加量が設定されていません。
妊娠中は腸管からのカルシウム吸収率が高まるため、非妊時と同じ量で必要量を満たせるとされています。
2:× ナイアシンも妊婦の付加量は設定されていません。
妊娠中はトリプトファンからナイアシンへの変換が高まるためです。
3:○ ビタミンAは、胎児の組織への蓄積を考慮して、妊娠後期に付加量(推奨量で80μgRAE)が設定されています。
妊娠初期・中期には付加量はなく、過剰摂取は胎児の先天異常の原因となるため注意が必要です。
4:○ ビタミンCは、妊婦に付加量(推奨量で10mg)が設定されています。
胎児への移行による母体血中濃度の低下を補う目的です。
5:× ビタミンKは目安量が示される栄養素で、妊婦の値は非妊時と同じで、付加量は設定されていません。
【ポイント】
妊娠期に付加量が設定されている主な栄養素には、エネルギー、たんぱく質、鉄、葉酸、ビタミンA(後期)、ビタミンCなどがあります。
カルシウムは付加量がないことが頻出事項です。