正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
分娩中の胎児心拍数の監視は、低リスクであれば間欠的な聴取で行えます。
しかし胎児機能不全を起こしやすいハイリスクの状態では、間欠的聴取で異常がなくても分娩監視装置による連続的モニタリングが必要です。
【選択肢別解説】
1:× 破水した直後には、臍帯脱出などを確認するため胎児心拍数をすぐに確認します。
しかし正期産で異常がなければ、破水後から娩出まで連続モニタリングを必須とする状態ではありません。
2:× 身長150cm以下は児頭骨盤不均衡のリスク因子です。
児頭と骨盤の適合を評価する必要はありますが、それだけで連続モニタリングの対象にはなりません。
3:○ 妊娠高血圧症候群では胎盤の血流が低下しやすく、分娩中に胎児機能不全を起こす危険が高くなります。
そのため娩出まで連続的なモニタリングが必要です。
4:○ 胎児推定体重が2,000g未満の場合は、胎児発育不全などで胎児の予備能が低い可能性があります。
子宮収縮のストレスに弱いため、連続的なモニタリングの対象となります。
5:× B群溶血性レンサ球菌(GBS)陽性の産婦に必要なのは、児への感染予防のための分娩時の抗菌薬投与です。
GBS陽性だけでは連続モニタリングの対象にはなりません。
【ポイント】
連続モニタリングの対象には、妊娠高血圧症候群、胎児発育不全、糖尿病などの合併症、子宮収縮薬の使用中、無痛分娩、母体の発熱などがあります。
GBS陽性への対応は「抗菌薬の投与」である点と区別します。