正期産で双胎児を出産した産褥 1 日の褥婦は母乳育児を希望している。
第 1 子の吸啜は問題がないが、第 2 子の吸啜がやや弱い。
この褥婦への助産師の対応で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
双胎の母乳育児では、2人分の母乳分泌を確立することと、授乳にかかる時間と負担を減らすことが課題になります。
本例では第1子の吸啜は良好ですが、第2子の吸啜がやや弱い状況です。
【選択肢別解説】
1:× 授乳は時刻を決めて行うのではなく、児が欲しがるときに与える自律授乳が基本です。
頻回な授乳が乳汁分泌の確立につながります。
2:○ 2人同時授乳では、吸啜の強い第1子の刺激で射乳反射が起こり、吸啜の弱い第2子も母乳を飲みやすくなります。
授乳時間の短縮にもなり、双胎の母乳育児で勧められる方法です。
3:× 産褥1日の時点で混合栄養を最初から勧める根拠はありません。
母乳育児の希望を尊重し、児の体重や排泄を見ながら必要時に補足を検討します。
4:× それぞれの児に決まった乳房で授乳すると、吸啜の弱い児が担当する側の乳房の分泌が減りやすくなります。
授乳ごとに左右の乳房を交代させ、両側の分泌を均等に保ちます。
【ポイント】
双胎の授乳は「同時授乳で時間短縮と射乳反射の活用」「乳房は児ごとに固定せず交代」が基本です。