正答4
解説
正解は4です。
低用量アスピリンとヘパリンは、どちらも血栓の形成を防ぐ薬です。
この併用療法は、血栓ができやすく流産や死産を繰り返す疾患の妊婦に用いられます。
【選択肢別解説】
1:× 糖尿病合併妊娠の治療の中心は、食事療法とインスリンによる血糖管理です。
アスピリンとヘパリンの併用療法の適応ではありません。
2:× 関節リウマチの治療は、妊娠中に使用できる抗炎症薬や免疫抑制薬などで行います。
血栓予防の併用療法の適応疾患ではありません。
3:× 甲状腺機能亢進症の治療は、抗甲状腺薬で甲状腺ホルモンを正常範囲に保つことです。
抗凝固療法は適応になりません。
4:○ 抗リン脂質抗体症候群は、自己抗体によって血栓症や習慣流産、死産、妊娠高血圧症候群を起こす疾患です。
胎盤での血栓形成を防ぐため、低用量アスピリンとヘパリンの併用療法が行われます。
【ポイント】
抗リン脂質抗体症候群は不育症の代表的な原因です。
妊娠中の抗凝固薬は、胎盤を通過しないヘパリンを用い、胎盤を通過して催奇形性のあるワルファリンは使いません。