A さん(25 歳、初産婦)は妊娠 13 週で妊婦健康診査を受診し、子宮頸管のクラミジア検査を受け、結果は陽性だった。
A さんへの助産師の説明で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
妊娠中の性器クラミジア感染症は、産道感染によって新生児の結膜炎や肺炎の原因となるため、妊娠中に治療します。
治療法、治療効果の判定方法と時期、パートナーへの対応を押さえる問題です。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠中のクラミジア感染症は、点滴ではなく抗菌薬の内服で治療します。
アジスロマイシンやクラリスロマイシンなどのマクロライド系抗菌薬が用いられます。
2:× 治療効果は採血ではなく、子宮頸管の分泌物を用いた病原体検査(核酸増幅法など)で判定します。
血液の抗体検査は治癒後も陽性が続くため、効果判定には使えません。
3:× 治療効果の判定は1週間後ではなく、治療開始から3〜4週間後に行います。
早すぎると死滅した菌の遺伝子が検出され、陽性と判定されることがあるためです。
4:○ 治癒が確認されるまでは、パートナーとの間で再感染(ピンポン感染)が起こりえます。
効果判定までは性交時にコンドームを使用するよう説明し、パートナーの検査と治療も勧めます。
【ポイント】
クラミジアは「マクロライド系の内服、3〜4週間後に病原体検査で効果判定、パートナーも同時に治療」とセットで覚えます。