正答4
解説
正解は4です。
妊娠後期には増大した子宮によって横隔膜が挙上し、肺の容量の一部が変化します。
一方でプロゲステロンが呼吸中枢を刺激し、換気量は増加します。
【選択肢別解説】
1:× 肺活量は妊娠中もほとんど変化しません。
横隔膜は挙上しますが、胸郭の横径が広がることで代償されるためです。
2:× 1回換気量は減少ではなく増加します。
プロゲステロンの呼吸中枢刺激作用により、非妊時より30〜40%程度増えます。
3:× 最大吸気量は減少ではなく増加します。
胸郭の拡大と1回換気量の増加によって、吸気できる量が増えます。
4:○ 機能的残気量は安静呼気時に肺に残る空気の量です。
横隔膜の挙上によって呼気予備量と残気量が減るため、妊娠後期には減少します。
【ポイント】
妊娠中の肺機能は「1回換気量・分時換気量は増える、機能的残気量は減る、肺活量は変わらない」と整理します。
機能的残気量の減少により、妊婦は低酸素になりやすい点も臨床上重要です。