正答2
解説
正解は2です。
胎盤での物質移送には、単純拡散、促進拡散、能動輸送、受容体を介した飲作用などの方法があります。
この問題は、濃度差だけで移動する単純拡散の物質を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 免疫グロブリンG(IgG)は分子が大きく、単純拡散では通過できません。
胎盤のFc受容体を介した飲作用(受容体介在性エンドサイトーシス)で胎児へ移行します。
2:○ 酸素は分子が小さく脂溶性のため、濃度差(分圧差)に従って単純拡散で胎盤を通過します。
二酸化炭素も同じく単純拡散で移動します。
3:× アミノ酸はエネルギーを使う能動輸送で胎盤を通過します。
そのため胎児血中のアミノ酸濃度は母体血より高く保たれます。
4:× グルコースは輸送体(担体)を介した促進拡散で胎盤を通過します。
濃度差に従いますが、輸送体を必要とする点で単純拡散とは異なります。
【ポイント】
「酸素・二酸化炭素・水は単純拡散、グルコースは促進拡散、アミノ酸は能動輸送、IgGは飲作用」と物質ごとに対応させて覚えます。