正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
助産所では正常な分娩だけを扱うことができ、異常があれば速やかに医療機関に搬送します。
助産業務ガイドラインに基づいて、分娩期に緊急搬送が必要な状況を判断する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 前期破水後に陣痛が来ない場合は、破水後24時間を経過しても陣痛が発来しないときに医療機関への搬送が必要とされています。
12時間の時点では、感染徴候や胎児の状態を観察しながら待機できます。
2:○ 分娩第1期に母体の体温が38.5℃あるのは、絨毛膜羊膜炎などの子宮内感染を疑う所見です。
母体と胎児の双方に危険があるため、緊急に医療機関へ搬送します。
3:○ 分娩第2期が2時間以上進まず、児の娩出が期待できないのは分娩停止の状態です。
吸引分娩や帝王切開などの医療処置が必要になるため、緊急に搬送します。
4:× 第1度の会陰裂傷は皮膚や腟粘膜の浅い損傷で、助産所で対応できる範囲です。
搬送の適応にはなりません。
5:× 分娩後2時間までの出血量400 mLは、搬送の目安とされる500 mLを下回っており、正常範囲です。
引き続き出血量と子宮収縮を観察します。
【ポイント】
助産業務ガイドラインでは、母体の発熱(38℃以上)、分娩停止、胎児機能不全、異常出血などを医療機関への搬送の対象としています。
助産所は嘱託医師と嘱託医療機関を定め、緊急時に連携できる体制を整えておく必要があります。