正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
新生児は体温調節の仕組みが未熟で、周囲の温度の影響を受けやすい状態にあります。
熱をつくる仕組みと、熱を失いやすい理由を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 褐色脂肪組織は在胎後期に増えるため、低出生体重児、特に早産児では少なくなります。
そのため熱をつくる力が弱く、低体温になりやすくなります。
2:× 発汗機能が未熟だと熱を逃がしにくいため、低体温ではなく、高温環境でうつ熱(体温上昇)になりやすくなります。
3:× 新生児は筋肉のふるえによる熱産生(ふるえ熱産生)はほとんど行いません。
主に褐色脂肪組織を燃やす非ふるえ熱産生で熱をつくります。
4:○ 低体温になると、熱をつくるために酸素の消費量が増え、組織が酸素不足になって無酸素性の代謝が進みます。
乳酸がたまって代謝性アシドーシスの原因になります。
5:○ 新生児は体重のわりに体表面積が大きく、皮下脂肪も薄いため、体表から熱が逃げやすくなっています。
【ポイント】
新生児の熱の喪失経路には、輻射、対流、伝導、蒸散があります。
出生直後は皮膚の羊水を拭き取り、温めたリネンで包んで蒸散による熱の喪失を防ぎます。