正答2
解説
正解は2です。
胎児の性は、Y染色体の有無によって性腺が精巣になるか卵巣になるかで決まり、その後ホルモンの作用で内性器と外性器が分化します。
性の分化の仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× SRY遺伝子はY染色体上にある遺伝子で、男性だけがもっています。
SRY遺伝子の働きで未分化の性腺が精巣になります。
2:○ 男性では精巣から分泌されるアンドロゲン(ジヒドロテストステロン)の作用で、尿生殖溝が癒合して陰茎の尿道や陰嚢がつくられます。
アンドロゲンがなければ癒合せず、女性の外性器になります。
3:× Müller管(中腎傍管)は女性では卵管、子宮、腟の上部になります。
男性では精巣から分泌される抗Müller管ホルモンによって退縮し、精巣上体にはなりません。
4:× 卵管、子宮、腟は妊娠初期の器官形成期に形成が始まり、妊娠22週よりずっと前におおむね形づくられます。
5:× 子宮をつくるのは左右のMüller管が癒合した部分です。
Wolff管(中腎管)は男性で精巣上体、精管、精嚢になり、女性では退縮します。
【ポイント】
「Wolff管は男性の内性器、Müller管は女性の内性器」と覚えます。
男性の分化には、SRY遺伝子、テストステロン、抗Müller管ホルモンがそろって働く必要があります。