正答3
解説
正解は3です。
中性温度環境とは、体温を正常に保つための酸素消費量(エネルギー消費)が最も少なくてすむ環境温度の範囲です。
図は横軸が環境温度、縦軸が酸素消費量で、曲線の底にあたる部分を読み取ります。
【選択肢別解説】
1:× Aは最も低温側の領域です。
酸素消費量が最大まで上がった後に低下しており、熱産生が限界を超えて体温を維持できなくなり、代謝が落ちていく状態を示します。
2:× Bは寒冷側で、環境温度が下がるほど酸素消費量が増えている領域です。
褐色脂肪組織による熱産生を増やして体温を保っている状態で、エネルギーを余分に消費しています。
3:○ Cは曲線の最も低い部分で、酸素消費量が最小になる温度域です。
体温を保つための熱産生が最小限ですむため、中性温度環境にあたります。
4:× Dは高温側で、酸素消費量が再び増え始める領域です。
環境温度が高すぎて体温が上がり始め、代謝が亢進している状態を示します。
【ポイント】
新生児、特に低出生体重児は体温調節機能が未熟なため、保育器などで中性温度環境に保ち、エネルギー消費を最小にすることが成長に役立ちます。
寒冷環境は酸素消費量の増加や代謝性アシドーシス、低血糖の原因になります。