在胎 38 週3日、正常分娩で出生した女児。
Apgar〈アプガー〉 スコア 9 点、体重 3,000 g。
出生後 20 時間、直腸温は 36.8 ℃、呼吸数 40/分、心拍数 145/分。
このときの児の胎外生活への適応状態として異常所見はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
出生後20時間の正期産児で、体温・呼吸数・心拍数はいずれも正常範囲です。
生理的な変化と、異常を示す所見を区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 初回の胎便排泄は多くが生後24時間以内ですが、48時間以内であれば正常範囲です。
生後20時間で排出がなくても異常とはいえません。
2:× 90 gの減少は出生体重3,000 gの3%です。
生理的体重減少は5〜10%程度まで認められるため正常範囲です。
3:× レンガ色の排尿は、尿中に尿酸塩が多く含まれるために起こる生理的な現象です。
哺乳量が少ない生後数日によくみられます。
4:○ 体幹にみられるチアノーゼは中心性チアノーゼで、心疾患や呼吸障害による低酸素血症を疑う異常所見です。
手足だけのチアノーゼ(末梢性チアノーゼ)は出生後早期には生理的にみられますが、体幹のチアノーゼは直ちに精査が必要です。
【ポイント】
新生児のチアノーゼは「手足だけなら生理的、口唇や体幹なら異常」と区別します。
生理的体重減少、レンガ尿、胎便排泄の時期も正常な経過として押さえましょう。