正答1
解説
正解は1です。
胎児の肺は、偽腺様期・管状期・嚢状期・肺胞期の順に発達します。
肺水の性質、肺胞の完成時期、肺サーファクタントの分泌時期を押さえる問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 肺水は肺の上皮細胞から能動的に分泌される液体で、羊水とは組成が異なります。
肺水は塩素イオン濃度が高く、蛋白質がほとんど含まれません。
2:× 肺胞は在胎30週では完成していません。
肺胞期は在胎36週ころから始まり、肺胞の形成は出生後も幼児期まで続きます。
3:× 在胎10週は偽腺様期で、気管支の枝分かれが進む時期です。
呼吸細気管支ができるのは在胎16〜26週ころの管状期です。
4:× 肺サーファクタントは在胎24週ころから産生が始まり、在胎32〜34週以降に急増して、満期にかけて増え続けます。
在胎30週ころがピークではありません。
【ポイント】
肺サーファクタントが十分になるのはおおむね在胎34週以降で、それ以前の早産児は呼吸窮迫症候群(RDS)を起こしやすくなります。
早産が予想されるときに母体へ副腎皮質ステロイドを投与するのは、肺の成熟を促すためです。