正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
国際生活機能分類(ICF:International Classification of Functioning, Disability and Health)は、2001年にWHOが採択した分類です。
生活機能を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つで表し、それに影響する背景因子として「環境因子」と「個人因子」を示しています。
【選択肢別解説】
1:× ICFは、国際疾病分類(ICD)に含まれるものではありません。
ICDは病気や死因を分類するもので、ICFは生活機能を分類するものであり、互いに補い合う別の分類です。
2:○ ICFは、WHOが提唱しました。
1980年の国際障害分類(ICIDH)を改訂したもので、障害を本人の側だけでなく、環境との相互作用でとらえる考え方に転換しました。
3:× 高齢者に別の分類が適用されることはありません。
ICFは年齢にかかわらず、すべての人に用いる分類です。
4:× 生活機能は「心身機能」「身体構造」「参加」の3つに分類されているのではありません。
正しくは「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つで、「活動」が欠けています。
5:○ ICFは「健常」と「疾患・障害」を区分せず、すべての健康状態を対象とします。
障害のある人だけでなく、すべての人の生活機能を同じ枠組みで表せるのが特徴です。
【ポイント】
ICFは「生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)」と「背景因子(環境因子、個人因子)」の相互作用で人の健康状態をとらえます。
障害を否定的な側面だけでなく、生活機能というプラスの側面からとらえる点が、ICIDHとの大きな違いです。