正答2
解説
正解は2です。
ソーシャルキャピタル(社会関係資本)の概念を問う問題です。
ソーシャルキャピタルは、人々の信頼関係、互酬性の規範、ネットワークといった社会的なつながりの豊かさを指します。
パットナム(Putnam, R. D.)らによって広められた概念です。
【選択肢別解説】
1:× 地区組織活動はソーシャルキャピタルの「下部組織」ではありません。
地区組織活動は、住民のつながりを強め、ソーシャルキャピタルを醸成する手段の一つと位置づけられます。
2:○ ソーシャルキャピタルは健康の社会的決定要因の1つです。
世界保健機関(WHO)は、所得や教育などと並んで、社会的なつながりが健康に影響することを示しています。
地域のつながりが強いほど健康状態がよいという研究結果も多く報告されています。
3:× 健康増進法の条文にソーシャルキャピタルの活用は書かれていません。
活用が示されているのは、地域保健法に基づく基本指針や、健康増進法に基づく基本方針である健康日本21(第二次)などの指針類です。
4:× グリーン(Green, L. W.)らが開発したのはプリシード・プロシードモデルです。
ソーシャルキャピタルはパットナムやコールマンらが論じた概念で、グリーンの業績ではありません。
【ポイント】
ソーシャルキャピタルは「信頼・規範・ネットワーク」の3要素で説明されます。
法律そのものではなく、地域保健法の基本指針や健康日本21で活用が示されている点に注意しましょう。