正答4
解説
正解は4です。
図は、リスクの分布曲線を使って予防の2つの考え方を示しています。
太い矢印は集団全体の分布を左(低リスク側)へずらす働きかけで、ポピュレーションアプローチを表します。
Aは分布の右端(高リスク側)にいる人だけを減らす働きかけで、ハイリスクアプローチを表します。
【選択肢別解説】
1:× ホームページでのレシピ紹介は、県民全体に向けた働きかけです。
対象を絞らず集団全体のリスクを下げるので、ポピュレーションアプローチにあたります。
2:× 中学生の保護者全員への案内配布は、リスクの高さで対象を選んでいません。
広く受診を促す取り組みであり、Aのハイリスクアプローチではありません。
3:× 広報誌へのウォーキングスポット掲載は、市民全体に運動を促す働きかけです。
集団全体の分布をずらすポピュレーションアプローチにあたります。
4:○ 糖尿病の治療中断者は、合併症が進行するおそれが高い高リスク者です。
この人たちに絞って受診を勧めることは、分布の右端を減らすハイリスクアプローチであり、Aに該当します。
【ポイント】
ハイリスクアプローチは対象が明確で効果が見えやすい一方、集団全体への波及は限られます。
ポピュレーションアプローチは1人あたりの効果は小さくても、集団全体の発症数を大きく減らせます。