正答4
解説
正解は4です。
食中毒の原因には、食品中で毒素をつくる「毒素型」と、生きた菌やウイルスが体内に入って起こる「感染型」などがあります。
加熱しても予防が難しいのは、熱に強い毒素が食品中にすでにつくられている場合です。
【選択肢別解説】
1:× サルモネラ菌は、食べる直前の十分な加熱で予防できます。
感染型の食中毒であり、菌は熱に弱く、加熱によって死滅します。
2:× 腸炎ビブリオも、食べる直前の加熱で予防できます。
魚介類が主な原因となる感染型の食中毒で、菌は熱に弱いです。
3:× ノロウイルスも、食べる直前の十分な加熱で予防できます。
食品の中心温度85〜90℃で90秒以上加熱することで、ウイルスを不活化できます。
4:○ 黄色ブドウ球菌は、食べる直前に加熱しても予防が困難です。
この菌が食品中で増えるときにつくる毒素(エンテロトキシン)は熱に強く、通常の加熱では壊れません。
菌が死んでも毒素が残るため、食品を素手で扱わない、調理後は早めに食べるなど、菌を付けない・増やさないことが予防の中心です。
5:× 腸管出血性大腸菌も、食べる直前の十分な加熱で予防できます。
菌は熱に弱く、肉は中心部を75℃で1分以上加熱することが推奨されています。
【ポイント】
黄色ブドウ球菌は手指の傷(化膿創)などから食品に付着し、おにぎりや弁当が原因食品になりやすいです。
潜伏期間が約3時間と短く、激しい嘔吐が特徴です。