A さん(12 歳、女子、小学 6 年生)は 5 月の 3 週目に頭痛と立ちくらみで 2 回保健室に来室したが、短時間の休養で授業に戻った。
5 月の 4 週目の本日、 5 時間目の体育の授業中に、運動場で A さんが頭痛、嘔気、ふらつきを訴えていると養護教諭に連絡が入った。
5 時間目の授業開始時点の気温は 32.5 ℃、湿度 61.0 % であった。
体育ではリレーの練習をしていた。
養護教諭が到着すると、A さんはしゃがみこんでおり、熱中症が疑われた。
9 月になり、夏休みが終了して登校した A さんは、スポーツ大会に向けて早朝ランニングに取り組んでいると話した。
身体計測の結果、身長 151.4 cm、体重 34.2 kg。
肥満度− 21.5 % であった。
養護教諭が担任と協力して専門医療機関への受診を勧める上で、連携する職種として適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
9月の身体計測で、Aさんの体重は34.2kg、肥満度は−21.5%となり、6月より体重が減って「やせ」の基準に入りました。
体型を気にして食事を避けたうえに早朝ランニングを始めており、摂食障害が強く疑われます。
専門医療機関への受診を勧めるために、医学的な立場から判断や助言ができる職種との連携が必要です。
【選択肢別解説】
1:○ 学校医との連携が適切です。
学校医は学校の健康相談や保健指導に医師として関わり、受診の必要性を医学的に判断できます。
学校医の判断を添えることで、本人や保護者が受診の必要性を理解しやすくなり、専門医療機関への紹介も円滑になります。
2:× 栄養教諭は食に関する指導を担う職種ですが、医療機関への受診を勧める判断を行う立場ではありません。
受診後に、医療機関の方針に沿った食の支援で連携する職種です。
3:× 保健主事は、学校保健計画の立案や学校保健活動の調整を担う教員です。
医学的な判断を行う立場ではありません。
4:× スクールソーシャルワーカーは、家庭の経済状況など福祉的な課題に対応する専門職です。
本問は医学的な判断にもとづく受診勧奨が目的であり、最も適切な連携先ではありません。
【ポイント】
摂食障害が疑われる児童生徒への対応では、養護教諭・担任・学校医が連携し、保護者の理解を得て専門医療機関につなぎます。