A さん(12 歳、女子、小学 6 年生)は 5 月の 3 週目に頭痛と立ちくらみで 2 回保健室に来室したが、短時間の休養で授業に戻った。
5 月の 4 週目の本日、 5 時間目の体育の授業中に、運動場で A さんが頭痛、嘔気、ふらつきを訴えていると養護教諭に連絡が入った。
5 時間目の授業開始時点の気温は 32.5 ℃、湿度 61.0 % であった。
体育ではリレーの練習をしていた。
養護教諭が到着すると、A さんはしゃがみこんでおり、熱中症が疑われた。
養護教諭が最初に行う対応はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
Aさんは5月の高温多湿の中で体育のリレー練習をしており、頭痛、嘔気、ふらつきを訴えてしゃがみこんでいます。
5月は体が暑さに慣れていない時期で、前の週から頭痛や立ちくらみもありました。
熱中症が疑われるときは、まず意識の状態を確認して重症度を判断します。
【選択肢別解説】
1:× 衣服を緩めることも必要な処置ですが、最初に行うことではありません。
意識の状態によって救急車を呼ぶかどうかが変わるため、先に意識を確認します。
2:○ 意識を確認することが最初の対応です。
呼びかけに応じない、または反応がおかしい場合は重症と判断し、ただちに救急車を要請します。
意識がはっきりしていれば、涼しい場所への移動や体の冷却、水分と塩分の補給に進みます。
3:× 木陰への移動も必要な処置ですが、最初に行うことではありません。
意識を確認してから、意識の状態に応じた対応の中で行います。
4:× 濡れたタオルを体に当てる冷却も必要な処置ですが、最初に行うことではありません。
意識の確認と涼しい場所への移動の後に行います。
【ポイント】
熱中症の応急処置は、意識の確認、涼しい場所への移動、衣服を緩めて体を冷やす、水分・塩分の補給の流れで行います。
意識障害や自力で水分がとれない場合は、医療機関への搬送が必要です。