A さん(25 歳、女性、パートタイム勤務)は 1 人暮らしである。
「妊娠検査薬で陽性が出たので、母子健康手帳をもらえますか」と B 市の母子保健窓口に来所した。
パートナーはいるが同居はしていない。
保健師は、次は 4 か月児健康診査で経過を把握しようと計画していたが、未受診だった。
保健師は A さんに電話をしたが、つながらなかったので自宅を訪問した。
部屋にはパートナーもおり、A さんのアパートに転居していたことがわかった。
A さんは「健診はうっかりして受けませんでしたが、特に気になることはありません。毎日 2 人で一緒に育児ができて嬉しいです」と話した。
保健師は、子どもの発育・発達には問題がないことを確認した。
保健師が次に確認する内容で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
4か月児健康診査が未受診で電話もつながらなかったため訪問したところ、パートナーがAさんのアパートに転居し、2人で育児をしていることがわかりました。
子どもの発育・発達に問題はなく、Aさんも育児を前向きに話しています。
もともとパートタイム勤務で1人暮らしだったAさんにとって、出産後の家計がどうなっているかは、子どもの養育環境の安定に関わります。
【選択肢別解説】
1:× パートナーの転居理由は、次に優先して確認する内容ではありません。
すでに同居して育児をしているという現在の状況が重要であり、転居の理由を詳しく尋ねる必要性は低いです。
2:× Aさんと近隣住民との交流は、今後の支援に役立つ情報ですが優先度は高くありません。
現在は2人で育児ができており、まず生活の基盤を確認します。
3:○ Aさんとパートナーの経済状況を確認することが優先されます。
出産によってAさんの収入が減っている可能性があり、経済的な困窮は育児の負担や養育環境の悪化につながる要因です。
収入や就労の状況がわかれば、児童手当などの制度や必要な支援を紹介できます。
4:× 子育て支援センターの利用経験は、今後の支援に役立つ情報ですが優先度は高くありません。
【ポイント】
健診未受診の家庭では、子どもの状態を確認したうえで、家族構成の変化や経済状況など養育環境の安定性を確認することが大切です。