A さん(34 歳、男性、会社員)は、妻(30 歳)と長女(生後 7 か月)の 3 人暮らしである。
妻と長女が乳児健康相談のため保健センターに来所した。
妻から「夫が毎日 20 本以上喫煙しています。子どもへの影響が心配です」と保健師に相談があった。
保健師が確認する A さんの情報で優先するのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
妻が心配しているのは、夫の喫煙による生後7か月の長女への影響、つまり受動喫煙です。
乳児は1日の大半を自宅で過ごすため、自宅でどこで喫煙しているかが、長女のたばこの煙へのばく露を左右します。
【選択肢別解説】
1:× 禁煙経験は、禁煙支援を始める際に役立つ情報です。
しかし相談の中心は長女への影響であり、まずは長女が煙にさらされているかを確認することが優先されます。
2:× 健康診査受診歴は、Aさん自身の健康管理に関わる情報です。
長女の受動喫煙を防ぐという相談内容への対応には直結しません。
3:× 職場の禁煙対策は、Aさんが職場で喫煙する環境に関わる情報です。
長女は職場にはいないため、長女への影響を考えるうえでの優先度は低いです。
4:○ 自宅での喫煙場所を確認することが優先されます。
室内や換気扇の下での喫煙でも煙の成分は室内に残り、乳児の乳幼児突然死症候群(SIDS)や呼吸器疾患のリスクを高めます。
喫煙場所がわかれば、受動喫煙を防ぐための具体的な助言につなげられます。
【ポイント】
相談の主訴(子どもへの影響)に直結する情報から確認するのが原則です。
乳幼児の受動喫煙は、家庭での喫煙が主な原因となります。