特定健康診査で脂質の値が高い者の割合が増加している A 市では、 5 年前から脂質異常症予防事業に取り組んでおり、事業の進行管理のために評価を行った。
この事業のアウトカム指標はどれか。
正答5
解説
正解は5です。
事業評価の指標は、ストラクチャー(構造)、プロセス(過程)、アウトプット(事業実施量)、アウトカム(結果)に分けられます。
アウトカム指標は、事業の目的がどれだけ達成されたかを示す指標です。
本事業の目的は、脂質の値が高い人の割合を減らすことです。
【選択肢別解説】
1:× 事業参加者数は、アウトカム指標ではなくアウトプット指標です。
事業をどれだけ実施したかという量を示します。
2:× 血液検査の予算額は、アウトカム指標ではなくストラクチャー指標です。
事業を行うために用意した資源を示します。
3:× 事業対象者への周知回数は、アウトカム指標ではなくアウトプット指標です。
事業の実施量を示すものであり、健康状態の変化は表しません。
4:× 市医師会との連絡会議の回数は、アウトカム指標ではありません。
関係機関との連携体制に関する指標であり、ストラクチャーの評価に用います。
5:○ 特定健康診査における脂質異常の有所見率は、アウトカム指標です。
脂質異常症予防事業の目的である、住民の脂質の状態が改善したかを直接示します。
【ポイント】
「健康状態や行動がどう変わったか」を示すものがアウトカムです。
参加者数や回数はアウトプット、予算や人員・連携体制はストラクチャーと覚えましょう。