正答4
解説
正解は4です。
アウトブレイクとは、一定の期間に、特定の地域や集団で、通常予測される以上に患者が発生することです。
感染症の流行の規模や広がり方を表す用語として、エンデミック、エピデミック、パンデミックとの違いが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 全都道府県での季節性インフルエンザの流行は、アウトブレイクとは呼びません。
毎年の季節に広い地域で起こる流行であり、エピデミック(流行)に当たります。
2:× 新興感染症の世界的な流行は、アウトブレイクではなくパンデミックです。
パンデミックは、複数の国や大陸にまたがる世界的な大流行を指します。
3:× 特定の地域で感染症が常にみられる状態は、エンデミック(地方病的流行)です。
通常の水準で継続して発生しているため、予測を超える発生ではありません。
4:○ 高齢者施設で1週間に10人が感染性胃腸炎を発症した状況は、アウトブレイクに当たります。
特定の施設という限られた集団で、短期間に通常を超える数の患者が集中して発生しているからです。
【ポイント】
高齢者施設などで集団発生が疑われる場合は、施設から保健所への報告が求められます。
「限られた場所・短い期間・予測を超える発生」がアウトブレイクの3要素です。