A さん(76 歳、女性、無職)は要介護 1 となり、 1 人暮らしが難しくなったため、同じ県内の B 市に居住する息子家族と同居することになった。
息子は勤め先の C 健康保険組合の被用者であり、A さんから保健師に「B 市へ転居したら医療保険はどのようになりますか」と相談があった。
A さんに説明する内容で正しいのはどれか。
「共済保険に加入します」 「後期高齢者医療制度の対象のままです」 「C 健康保険組合の被扶養者となります」 「B 市の国民健康保険に加入となります」 解答・解説を見る 正答 2
解説 正解は2です。
Aさんは76歳であり、75歳以上の人は後期高齢者医療制度の被保険者になります(高齢者の医療の確保に関する法律)。
後期高齢者医療制度は都道府県ごとの後期高齢者医療広域連合が運営し、同じ県内での転居であれば加入する広域連合も変わりません。
【選択肢別解説】
1:× 共済組合の医療保険には加入しません。
共済組合は公務員や私立学校の教職員などが加入する医療保険であり、Aさんは対象ではありません。
2:○ 後期高齢者医療制度の対象のままです。
75歳以上の人は、就労や家族の扶養の状況にかかわらず後期高齢者医療制度に加入します。
転居の際は、B市で住所変更の届出を行います。
3:× C健康保険組合の被扶養者にはなりません。
75歳以上の人は後期高齢者医療制度の被保険者となるため、家族の被用者保険の被扶養者にはなれません。
4:× B市の国民健康保険には加入しません。
国民健康保険の対象は75歳未満の人であり、75歳以上の人は後期高齢者医療制度に移ります。
【ポイント】
75歳になると、それまでの医療保険(国民健康保険や被用者保険の本人・被扶養者)から後期高齢者医療制度へ移ります。