A 市の保健師は家庭訪問を通して、多胎児をもつ親は外出が困難なため、家族以外とのつながりが希薄で孤立化し、育児不安が高まっているという課題を把握した。
この課題を解決するために、多胎児をもつ親の会で子育てが落ち着いた世代の会員が、未就学の多胎児がいる家庭を支援する新たな事業を開始することとした。
この事業の内容で優先度が高いのはどれか。
買い物の代行 児の一時預かり 病院受診の送迎 子育てサロンへの付き添い 解答・解説を見る 正答 4
解説 正解は4です。
保健師が把握した課題は、多胎児をもつ親が外出しにくく、家族以外とのつながりが乏しいために孤立し、育児不安が高まっていることです。
新しい事業は、この「孤立」と「育児不安」を解決できる内容であることが優先されます。
【選択肢別解説】
1:× 買い物の代行は、家事の負担を減らす支援です。
親が外出しないまま用事が済むため、家族以外とのつながりをつくることにはつながりません。
2:× 児の一時預かりは、親の休息には役立つ支援です。
しかし親が地域の人と交流する機会は増えず、孤立の解消という課題には直結しません。
3:× 病院受診の送迎は、受診時の移動の負担を減らす支援です。
受診という限られた場面の支援であり、日常的な人とのつながりづくりにはなりません。
4:○ 子育てサロンへの付き添いは、課題の解決に最も直結します。
付き添いがあれば多胎児を連れた外出のハードルが下がり、サロンで他の親子や地域の人とつながることができます。
さらに、子育てが落ち着いた先輩の多胎児の親と関わること自体が、ピアサポートとして育児不安の軽減に役立ちます。
【ポイント】
事業の内容は、把握した課題(外出困難・孤立・育児不安)にどれだけ直接応えるかで優先度を判断します。