A ちゃん( 1 歳 2 か月、女児)は、両親との 3 人家族で、祖父母は近隣に居住しているが関係が不良で支援はない。
かかりつけの小児科医から「 1 か月前に予防接種で受診したときから A ちゃんの体重が減少している。両親は離乳食の進め方が分からず母乳だけを与えている。両親の養育が心配なため支援をしてほしい」と地区担当保健師へ連絡があった。
両親に対する保健師の支援で優先度が高いのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
離乳食が進まず体重が減少している1歳2か月の児の両親に対する、優先度の高い支援を問う問題です。
A ちゃんは1歳2か月ですが、両親が離乳食の進め方がわからず、母乳だけを与えています。
1か月前から体重が減っており、栄養不足による発育への影響が心配な状態です。
祖父母との関係は悪く、支援は得られません。
【選択肢別解説】
1:× 祖父母との同居を促すことは適切ではありません。
関係が悪い祖父母との同居は家族の負担を増やすおそれがあり、体重減少への直接の対策にもなりません。
2:× 離乳食教室は一般的な内容を扱う集団指導で、開催日を待つ必要もあります。
体重が減っている A ちゃんには、個別の状況に合わせた早急な支援が必要です。
3:× 子育てサークルの紹介は、仲間づくりや孤立の予防には役立ちます。
しかし、離乳食が進まず体重が減っているという差し迫った問題の解決にはなりません。
4:○ 離乳食の進め方のスケジュールを両親と一緒に計画することが優先されます。
両親の困りごとは進め方がわからないことなので、A ちゃんの発達や家庭の状況に合わせて具体的に計画することで、すぐに実践できます。
5:× 体重増加の目標値を決めることは、評価の目安としては役立ちます。
しかし、両親は離乳食の進め方そのものがわからないため、目標値だけを決めても実際の改善にはつながりません。
【ポイント】
1歳ごろには離乳の完了に向けて、1日3回の食事を中心にする時期です。
体重減少など発育への影響が出ている場合は、集団の場を待たず、個別に具体的な支援を行います。