金曜日の早朝、A 県で最大震度 7 の地震が発生し、その後も余震が続いている。
A 県海岸沿いの B 市では、ライフラインが途絶し、自宅建物が倒壊した住民が多数発生している。
B 市の統括保健師が保健センターに到着したとき、職員の 3 割程度が出勤して情報収集を進めていた。
統括保健師の初動対応で適切なのはどれか。
感染症防疫活動の開始 A 県庁に保健師の応援派遣を要請 心的外傷後ストレス障害〈PTSD〉の相談窓口を設置 保健センター業務の再開に向けたロードマップの作成 購入状況を確認しています… 正答 2
解説 正解は2です。
最大震度7の地震の発災直後に、市の統括保健師が行う初動対応を問う問題です。
B 市ではライフラインが途絶し、自宅の倒壊で多数の住民が被災しています。
一方で、出勤できた職員は3割程度にとどまっています。
被害の大きさに対して人員が明らかに不足しているため、早期に外部からの応援を要請することが必要です。
【選択肢別解説】
1:× 感染症防疫活動は、避難生活が始まった後の急性期以降に本格化する活動です。
発災直後の初動として最優先ではありません。
2:○ A 県庁に保健師の応援派遣を要請することが適切です。
統括保健師は被害状況と自組織の人員を把握し、不足する人的資源を早く確保する役割を担います。
応援の到着には時間がかかるため、初動の段階で要請することが重要です。
3:× PTSD(心的外傷後ストレス障害)の相談窓口は、中長期的なこころのケアとして必要になるものです。
発災直後に設置するものではありません。
4:× 保健センター業務の再開に向けたロードマップの作成は、復旧期に行う対応です。
発災直後の初動ではありません。
【ポイント】
統括保健師の初動は、被害と職員の状況の把握、応援要請(受援)の判断、保健活動の方針決定です。
自治体だけでは対応できない規模の災害では、早めの応援要請が住民の健康被害を減らします。