A 市で実施している 1 歳 6 か月児健康診査では、「経過観察」の割合が年々増加している。
そこで、経過観察となった親子を対象に、県と連携して新規事業の立ち上げを検討することにした。
事業は母親が子どもと一緒に遊びながら関わり方を学んでいく内容で、月に 1 回、交通の便が良い会場で開催した。
毎回、定員を超える希望者があった。
県とは 3 か月に 1 回の連携会議を開催し、課題の共有と改善方法の検討を行った。
1 年後、参加者からは、子どもとの関わり方のヒントが得られ、安心して子育てができるようになったとの感想が聞かれた。
事業の評価の種類とその指標の組合せで正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
保健事業の評価は、ストラクチャー評価、プロセス評価、アウトプット評価、アウトカム評価の4つに分けられます。
それぞれ、事業の仕組みや体制、事業の実施過程、事業の実施量、事業の成果を評価します。
【選択肢別解説】
1:× 定員を超える希望者数は、事業の参加者数や利用状況を示すもので、アウトプット評価の指標です。
プロセス評価の指標ではありません。
2:○ 安心して子育てができると感じた参加者の増加は、事業によって参加者に生じた変化です。
事業の目的が達成されたかを示す成果であり、アウトカム評価の指標です。
3:× 会場の交通の便の良さは、事業を実施するための条件や環境で、ストラクチャー評価の指標です。
アウトプット評価の指標ではありません。
4:× 県との連携会議で課題の共有と改善方法の検討を重ねたことは、事業の実施過程を評価するものです。
プロセス評価の指標であり、ストラクチャー評価の指標ではありません。
【ポイント】
ストラクチャーは「仕組み・体制」、プロセスは「過程」、アウトプットは「実施量」、アウトカムは「成果」と覚えましょう。
特定健診・特定保健指導の評価でも、この4つの視点が用いられます。