A さん(15 歳、男子、中学 3 年生)はこれまで保健室に来室することがなかったが、今週に入り「お腹が痛い」「頭が痛い」と訴えて 2 回来室した。
来室すると養護教諭が促すまで教室に戻ることがない。
A さんの事例を受けて、改めて中学校全体でいじめ防止対策を実施することになった。
この時点で学校が行ういじめ防止対策はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
A さんの事例を受けて、中学校全体でいじめ防止対策を改めて実施することになりました。
「この時点で」学校が行う対策としては、すぐに実施でき、全校の生徒に効果が及ぶものが適切です。
【選択肢別解説】
1:× 所轄警察署との連携は、いじめが犯罪行為にあたる場合や、生命や身体に重大な被害が生じるおそれがある場合に行います。
全校的ないじめ防止対策として最初に行うものではありません。
2:○ いじめ相談窓口を再周知すると、Aさんのように一人で悩んでいる生徒が相談しやすくなります。
すぐに実施でき、全校の生徒にいじめの早期発見の効果が及ぶ対策です。
3:× いじめ対応事例集の作成は、教職員の対応力を高めるには役立ちます。
しかし、作成に時間がかかり、この時点で生徒に直接働きかける対策ではありません。
4:× 加害者への懲戒制度の検討は、いじめが起きた後の対応です。
いじめの防止を目的とした全校的な対策としては適切ではありません。
【ポイント】
いじめ防止対策推進法では、学校はいじめの防止、早期発見、対処のための組織を置き、相談体制を整備することとされています。
インターネットを通じたいじめについては、情報モラル教育による防止も重要です。