A さん(48 歳、女性)の特定健康診査の結果は、身長 160.5 cm、体重 76.8 kg、BMI 30、腹囲 93 cm、血圧 135/85 mmHg、空腹時血糖 95 mg/dL、HDL コレステロール 38 mg/dL、中性脂肪 200 mg/dL であり、喫煙歴はない。
保健師は特定健康診査の結果に基づき「生活習慣について一緒に見直しましょう」と電話連絡をした。
当初、A さんは「今のところ生活習慣を変えるつもりはない」と言っていたが、保健師の働きかけで初回面接を受けることになった。
3 か月後の A さんとの評価面接において、体重 74 kg、腹囲 90 cm に減少していた。
A さんは「初回面接から間食はしないようにしているし、ご飯は小さなお茶碗に変えて 1 杯だけに減らしている。しかし、7,000 歩を毎日歩くことはできず体重は目標達成に至っていない」と話した。
変化ステージ理論における現在の A さんのステージはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
A さんは初回面接から3か月間、間食をやめ、ご飯を小さな茶碗1杯に減らすという行動を続けています。
体重と腹囲も減っており、行動変容がすでに始まっています。
行動を始めてから6か月未満であることが、ステージを判断するポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 関心期は、6か月以内に行動を変えようと考えているものの、まだ行動していない段階です。
Aさんはすでに食習慣を変える行動を始めています。
2:× 準備期は、1か月以内に行動を変えようと考え、準備を始めている段階です。
Aさんはすでに行動を続けているため、準備期より先の段階です。
3:○ 実行期は、望ましい行動を始めてから6か月未満の段階です。
Aさんは3か月前から食習慣の改善を続けており、実行期にあたります。
4:× 維持期は、望ましい行動を6か月以上継続している段階です。
Aさんは行動を始めてから3か月であり、まだ維持期には至っていません。
【ポイント】
歩数の目標は達成できていませんが、ステージは「目標に達したか」ではなく「行動を始めて続けている期間」で判断します。
実行期は逆戻りしやすい時期なので、努力を認め、継続を支える働きかけが重要です。