A 市は人口約 3 万人の高齢化率 35.6 % の市である。
主要な産業は農業で、他市と比べ糖質の摂取量が多い特性がある。
A 市では近年、糖尿病性腎症による人工透析の新規患者数が増加している。
A 市では糖尿病性腎症を予防するため、糖尿病予防を重点的に行うことになった。
A 市で行う糖尿病予防のポピュレーションアプローチの取り組みで最も適切なのはどれか。
公民館でのラジオ体操の実施 自治会の掲示板での禁煙の啓発 個別通知による特定健康診査の受診勧奨 広報誌でのバランスのとれた食生活の啓発 ホームページで休養について正しい知識の提供 購入状況を確認しています… 正答 4
解説 正解は4です。
ポピュレーションアプローチは、集団全体に働きかけてリスクを全体的に下げる方法です。
A市には糖質の摂取量が多いという地域特性があるため、食生活に焦点を当てた取り組みが最も適しています。
【選択肢別解説】
1:× ラジオ体操は運動習慣の改善に役立ちます。
しかし公民館に来た人にしか届かず、A市の特性である食生活の課題にも対応していません。
2:× 喫煙は糖尿病の危険因子の一つですが、A市の特性として示されているのは糖質の多い食生活です。
地域の課題に合った取り組みとは言えません。
3:× 個別通知による受診勧奨は、特定健診の対象者一人ひとりへの働きかけです。
集団全体に向けたポピュレーションアプローチではありません。
4:○ 広報誌は市内の住民全体に届きます。
糖質の摂取が多いという地域特性に合わせてバランスのとれた食生活を啓発するため、最も適切です。
5:× 休養についての正しい知識は、健康づくり全般には役立ちます。
しかし糖尿病予防と地域特性への対応としては優先度が低いです。
【ポイント】
ポピュレーションアプローチは住民全体に、ハイリスクアプローチはリスクの高い個人に働きかけます。
地域の特性(データで示された課題)に合わせて内容を選ぶことが大切です。