市全域が被害を受ける地震が発生し、 1 か月が過ぎた。
避難所に避難していた被災者の多くが応急仮設住宅へ移動した。
この時期に応急仮設住宅の入居者に対して行う保健活動で優先度が高いのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
地震発生から1か月が過ぎ、被災者の多くが避難所から応急仮設住宅に移っています。
環境の変化で健康状態が悪化しやすく、孤立も生じやすい時期なので、個々の状況把握が優先されます。
【選択肢別解説】
1:× 心のケアチームの派遣は、都道府県などが要請に基づいて行うもので、発災直後から活動します。
仮設住宅に移った時期に保健師が行う活動として最優先ではありません。
2:○ 仮設住宅の入居者を巡回訪問すると、慢性疾患の悪化や心身の不調、閉じこもりの状況を個別に把握できます。
近所付き合いが途切れやすい時期なので、孤立や孤独死の予防にもつながります。
3:× エコノミークラス症候群は、避難所や車中泊で長時間同じ姿勢をとる発災直後の時期に多く起こります。
仮設住宅に移った時期の優先課題ではありません。
4:× 感染症予防の健康教育は、多くの人が密集する避難所生活の時期に重要です。
仮設住宅では優先度が下がります。
【ポイント】
応急仮設住宅への移行期は、生活環境の変化とコミュニティの分断による健康問題に注意します。
全戸訪問による健康状態の把握は、この時期の保健活動の基本です。