正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
累積罹患率は、観察開始時に疾病のない集団のうち、一定期間に新たに発症した人の割合です。
分子と分母に何を使うかを問う問題です。
【計算】
累積罹患率 = 観察期間中に新たに発生した患者数 ÷ 観察開始時点での観察対象集団の人数
【選択肢別解説】
1:× 観察開始時点での患者数は、有病率の計算に使う値です。
累積罹患率では、開始時の患者はあらかじめ観察対象から除きます。
2:× 各観察対象者の観察期間の総和(観察人年)は、罹患率(罹患密度)の分母です。
累積罹患率では使いません。
3:○ 観察期間に新たに発生した患者数は、累積罹患率の分子です。
新しく発生した患者だけを数えます。
4:○ 観察開始時点での観察対象集団の人数は、累積罹患率の分母です。
開始時に疾病をもたない人の数を分母とします。
5:× 観察終了時点の人数は分母に使いません。
終了時の人数は、発症や脱落で開始時から変化しているためです。
【ポイント】
累積罹患率は「割合(リスク)」、罹患率は「人年を分母とする率」と区別しましょう。
累積罹患率は観察期間の長さを明示して用います。