令和元年(2019 年)における五類感染症で、週単位で報告される定点把握疾患のうち、インフルエンザ、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、突発性発しんの各週の定点当たり報告数の図を示す。
インフルエンザの報告数はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
感染症発生動向調査の定点当たり報告数のグラフから、疾患ごとの季節性を読み取る問題です。
それぞれの疾患の流行時期と報告数の規模を思い出して照合します。
図では、Aは1週の約16人から急上昇し、3〜5週に定点当たり50人を超える鋭いピークがあります。
その後は春に急減し、夏は0近くまで下がります。
年末の49〜52週に再び急上昇しています。
Bは年間を通して3〜7人前後で推移し、年末に10人程度まで上昇しています。
Cは年間を通して1〜3人前後と低く、緩やかに推移しています。
Dは年間を通して1人未満でほぼ横ばいです。
【選択肢別解説】
1:○ Aがインフルエンザです。
冬季に短期間で爆発的に増え、定点当たり数十人という非常に高い値になるのはインフルエンザの特徴です。
2:× Bは感染性胃腸炎です。
ノロウイルスなどにより年間を通じて報告があり、冬に増える季節性があるため、Bの形と一致します。
3:× CはA群溶血性レンサ球菌咽頭炎です。
年間を通じて一定数の報告があり、冬から春にやや多くなる傾向がCの形と一致します。
4:× Dは突発性発しんです。
乳幼児が主に罹患し、季節による変動がほとんどないため、低い値で横ばいのDと一致します。
【ポイント】
季節性の強さと報告数の規模で疾患を見分けるのが定石です。
冬に急増するのがインフルエンザ、季節性がないのが突発性発しんと覚えておきましょう。