ホーム › 保健師国家試験 › 第108回 › 午後問59第108回 保健師国家試験 午後問59公衆衛生看護学一般2022年☆ ブックマーク保健所に民生委員から電話があり、「近所のアパートで1人暮らしをしている A さんが、大声で独り言を言って歩いているのを見かけます。 心配なので保健所で対応してほしい」と相談があった。 A さん(男性、32 歳)は5年前に保健所のデイケアを一時的に利用し、現在は利用を中断している記録があった。 保健師は A さん宅を訪問し、精神科に定期受診し内服していること、母親が食事を届けていることを確認した。 保健師が民生委員に、A さん宅に訪問したことを伝えた上で行う説明として適切なのはどれか。「A さんはお母さんの支援があるので心配ありません」「A さんは病院から薬をもらって飲んでいるようです」「これからも A さんを訪問して様子を見ます」「A さんにデイケアに通うよう伝えました」購入状況を確認しています…正答3解説正解は3です。 保健師には守秘義務があり、民生委員であっても、Aさんの病状や受診・服薬の状況などの個人情報を本人の同意なく伝えることはできません。 一方で、相談してくれた民生委員の心配に応え、今後も見守りの協力関係を保つ説明が求められます。 【選択肢別解説】 1:× 母親の支援があるという家族の状況はAさんの個人情報です。 また大声で独り言を言っている現状があり、「心配ない」と断定するのは適切ではありません。 2:× 精神科を受診し服薬していることは、病歴にかかわる要配慮個人情報です。 本人の同意なく民生委員に伝えることは守秘義務に反します。 3:○ 個人情報には触れずに、保健師が今後も継続して関わることを伝えています。 民生委員を安心させるとともに、見守りの連携を続けられる適切な説明です。 4:× Aさんは定期受診と服薬を続けており、現時点でデイケアの利用を勧める根拠は示されていません。 またAさんへの支援内容を民生委員に伝えることも個人情報の提供にあたります。 【ポイント】 地域の関係者から相談を受けたときは、守秘義務を守りつつ、対応したことと今後の関わり方を伝えて協力関係を保ちます。 精神障害者の支援では、本人の意思を尊重し、地域での生活を見守る姿勢が大切です。← 午後問58午後問60 →まとめて解く第108回を通しで解く(110問)→この回の他の問題第108回 保健師国家試験 の全110問を見る →