A さん(24 歳、初妊婦、事務職)は妊娠 8 週であり、両親と 3 人で暮らしている。
パートナー(24 歳、大学院 2 年生)は就職が決まっており、A さんと結婚する予定である。
A さんは「特に朝の気持ち悪さがつらくて、あまり食べられません。ご飯が炊き上がるにおいだけで吐き気がします」と話す。
妊娠経過は順調である。
A さんへの食事指導で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
A さんは妊娠8週の初妊婦で、朝の気持ち悪さや炊飯のにおいで吐き気がする、つわりの症状があります。
妊娠経過は順調で、病的な妊娠悪阻ではありません。
つわりの時期の食事は、においを避け、食べられるときに食べられる物をとるのが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 温かい料理は湯気とともににおいが立ちやすく、吐き気を誘います。
つわりの時期は、においの少ない冷たい料理のほうが食べやすいことが多くなります。
2:× 空腹になると胃の不快感や吐き気が強くなります。
少量ずつ回数を分けて食べ、空腹の時間をつくらないことが勧められます。
3:○ つわりは時間帯や体調で症状が変わるため、食べられるときに食べられる物をとるのが適切です。
妊娠初期は胎児に必要な栄養量が少なく、無理に規則正しく食べる必要はありません。
4:× 妊娠初期の胎児は小さく、母体が栄養を気にして無理に食べる必要はありません。
栄養への配慮を強調すると、食べられない A さんを追い詰めることになります。
【ポイント】
つわりは妊娠5〜6週ごろに始まり、12〜16週ごろまでに軽快するのが一般的です。
水分もとれない、体重が大きく減るなどの場合は妊娠悪阻を疑い、受診を勧めます。