標準的な成長・発達をしている子どもが「ばい菌が体内に入ることで病気になる」 と考えるようになるのは、ピアジェ, J. の認知的発達段階のどれか。
Piaget, J.
正答2
解説
正解は2です。
ピアジェは、子どもの認知発達を、感覚運動期、前操作期、具体的操作期、形式的操作期の4段階に分けました。
病気の原因のとらえ方も、認知発達の段階によって変化します。
ばい菌のような外からの物が体に入って病気になるという考え方は、前操作期の特徴とされています。
【選択肢別解説】
1:× 感覚運動期(0〜2歳ころ)は、感覚と運動を通して外界を理解する時期で、言葉で病気の原因を考えることはまだできません。
2:○ 前操作期(2〜7歳ころ)は、病気の原因を、ばい菌などの身近で目に見える外部の物や出来事と結びつけて考える時期とされています。
自己中心的で直観的な思考が特徴です。
3:× 具体的操作期(7〜11歳ころ)は、具体的な事柄について論理的に考えられるようになり、体の内部の仕組みと病気を関係づけて理解し始める時期です。
4:× 形式的操作期(11歳ころ以降)は、抽象的・仮説的な思考ができるようになり、病気を体の器官や機能の異常として多面的に理解できる時期です。
【ポイント】
病気の理解の発達では、前操作期は外部の物や出来事を原因と考え、具体的操作期以降は体の内部の仕組みと関係づけ、形式的操作期には生理学的な理解に進みます。
子どもへの説明は、それぞれの認知発達の段階に合わせて工夫します。