正答4
解説
正解は4です。
心静止は、心臓の電気的な活動がなく、心電図が平坦になった状態です。
電気ショック(除細動)の適応にはならないため、心肺蘇生を続けながら薬剤を投与します。
心静止に使う薬剤はアドレナリンです。
【選択肢別解説】
1:× ドパミンは、心拍出量や血圧を上げる目的でショックや徐脈に用いる薬剤です。
心停止の患者に第一に使う薬剤ではありません。
2:× アトロピンは迷走神経の働きを抑え、症状のある徐脈に用います。
かつては心静止にも使われましたが、現在の蘇生ガイドラインでは推奨されていません。
3:× リドカインは抗不整脈薬で、除細動が効かない心室細動や無脈性心室頻拍に用いることがあります。
心静止には効果がありません。
4:○ アドレナリンは血管を収縮させて冠動脈や脳への血流を保ち、心拍の再開を促します。
心静止では、心肺蘇生をしながら3〜5分ごとに投与します。
【ポイント】
心停止は「除細動の適応がある心室細動・無脈性心室頻拍」と「適応のない心静止・無脈性電気活動」に分けて考えます。
どちらの場合もアドレナリンを使いますが、心静止では除細動は行いません。