正答3
解説
正解は3です。
緑内障の患者に禁忌となる薬剤を問う問題です。
緑内障は眼圧の上昇などで視神経が障害される疾患です。
瞳孔を広げる作用(散瞳作用)のある薬剤は、房水の出口である隅角を狭くして眼圧を上げるため、特に閉塞隅角緑内障では禁忌です。
【選択肢別解説】
1:× コデインは中枢性の鎮咳薬・鎮痛薬で、主な副作用は便秘や眠気、呼吸抑制です。
緑内障の禁忌薬ではありません。
2:× アスピリンは解熱鎮痛薬・抗血小板薬で、主な副作用は胃腸障害や出血傾向です。
緑内障の禁忌薬ではありません。
3:○ 正しいです。
アトロピンは副交感神経の働きを抑える抗コリン薬です。
瞳孔括約筋を緩めて散瞳させ、隅角が狭くなって房水の流出が妨げられるため、眼圧が上昇します。
4:× ジゴキシンは心不全や頻脈性不整脈の治療薬で、ジギタリス中毒による視覚異常(黄視など)はありますが、緑内障の禁忌薬ではありません。
5:× フェニトインは抗てんかん薬で、主な副作用は歯肉増殖や小脳失調です。
緑内障の禁忌薬ではありません。
【ポイント】
抗コリン作用のある薬剤(アトロピン、ブチルスコポラミン、三環系抗うつ薬、抗パーキンソン病薬の一部など)は緑内障に禁忌または慎重投与です。
抗コリン薬は前立腺肥大症にも禁忌で、尿閉を悪化させます。