正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
結核は結核菌による感染症で、肺に病変ができる肺結核が大部分を占めます。
感染しても多くは発病せず、免疫力が低下したときに発病することが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 肺結核は結核の10%程度ではなく、大部分(約7〜8割)を占めます。
リンパ節や胸膜、骨などに病変ができる肺外結核もありますが、少数です。
2:× 結核の感染経路は、接触感染ではなく空気感染(飛沫核感染)です。
患者の咳で飛び散った飛沫核を吸い込んで感染するため、N95マスクと陰圧室で対策します。
3:× 肺アスペルギルス症の原因は真菌のアスペルギルスで、結核菌とは異なります。
結核の原因は、抗酸菌の一種である結核菌です。
4:○ 二次結核は、過去に感染して体内に潜んでいた結核菌が再び活動を始めて発病するものです。
加齢や糖尿病、免疫抑制薬の使用などで免疫力が低下したときに起こりやすいです。
5:○ DOTS(直接服薬確認療法)は、WHOが推奨する結核の治療戦略です。
医療者などが患者の服薬を直接確認することで、飲み忘れを防ぎます。
服薬の中断は治療の失敗と多剤耐性結核の原因になるため、確実な服薬が重要です。
【ポイント】
結核の治療は、複数の抗結核薬を6か月以上服用するのが基本です。
日本の結核患者は高齢者の割合が高く、過去の感染の再燃による発病が多いのが特徴です。