正答4
解説
正解は4です。
代謝性アシドーシスでは、血液中に酸が増えてpHが低下します。
体は二酸化炭素を多く吐き出してpHを戻そうとするため、呼吸による代償が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 奇異呼吸は、吸気時に胸壁の一部が陥没する呼吸です。
多発肋骨骨折によるフレイルチェストなどでみられます。
2:× 口すぼめ呼吸は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者が呼気時に口をすぼめる呼吸法です。
気道内圧を高めて気道の虚脱を防ぐもので、アシドーシスの代償ではありません。
3:× ビオー呼吸は、不規則な深さの呼吸と無呼吸が突然入れ替わる呼吸です。
髄膜炎や脳腫瘍など、脳の障害でみられます。
4:○ クスマウル呼吸は、深く大きい呼吸が規則正しく続く呼吸です。
二酸化炭素を多く排出してpHを上げようとする代償反応です。
糖尿病性ケトアシドーシスや尿毒症で代表的にみられます。
5:× チェーン-ストークス呼吸は、無呼吸と徐々に深くなりまた浅くなる呼吸とを繰り返すものです。
重症の心不全や脳の障害、臨終の近い時期にみられます。
【ポイント】
「代謝性アシドーシスでクスマウル呼吸」は頻出の組合せです。
糖尿病性ケトアシドーシスでは、呼気のアセトン臭(果物のような甘い臭い)も特徴です。