正答4
解説
正解は4です。
妊娠に伴う母体の生理的変化と、それが起こる時期の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠するとプロゲステロンの作用で基礎体温の高温相が続きます。
妊娠5週ころは高温相が続いている時期であり、体温が下がるのは妊娠14〜15週ころからです。
2:× 乳房の緊満感や張りは、エストロゲンやプロゲステロンの増加により妊娠初期から現れます。
妊娠15週ころに初めて現れる変化ではありません。
3:× つわりは妊娠5〜6週ころに始まり、妊娠8〜10週ころに最も強くなります。
軽快するのは妊娠12〜16週ころであり、妊娠11週ころではまだ続いていることが多いです。
4:○ 循環血液量は妊娠経過とともに増加し、妊娠32週ころに最大となります。
非妊時と比べて約40〜50%増加し、心臓への負担も最も大きくなります。
【ポイント】
循環血液量は血漿量の増え方が赤血球より大きいため、血液が薄まって生理的な貧血(水血症)が起こります。
心疾患を合併する妊婦では、循環血液量が最大となる妊娠32週前後に心不全に注意します。