Aさん(30歳、初産婦)はX年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。
X年2月のカレンダーにAさんの受診日と分娩予定日を示す。
2月
日 月 火 水 木 金 土
1 2 3 4 5(△) 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28(○)
△は受診日、○は分娩予定日を示す。
A さんは「自分の子どもが生まれて、どんなふうにあやすかな、とか、オムツを替えるかなと自分が子育てをしている場面を思い浮かべます」と笑顔で話している。
看護師は A さんの様子をルービン,R.が示した母親役割獲得過程に当てはめてどの段階にあるかをアセスメントした。
Rubin, R.
A さんのアセスメントで適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
ルービン(Rubin, R.)の母親役割獲得過程の段階を問う問題です。
ルービンは、妊婦が模倣、ロールプレイ、空想、取り込み、脱落(悲嘆作業)を通して母親役割を獲得するとしました。
【選択肢別解説】
1:○ 空想の段階です。
自分が子どもをあやしたりオムツを替えたりする場面を思い浮かべるのは、母親としての自分を想像する空想にあたります。
2:× 模倣は、他の妊婦や母親の服装や行動をまねる段階です。
Aさんの発言は他者をまねる行動ではありません。
3:× 取り込みは、他者の行動から自分に合うものを選び、自分のものとして取り入れる段階です。
想像を述べているAさんの様子とは異なります。
4:× ロールプレイは、実際に他人の子どもを抱いたり世話をしたりして役割を試す段階です。
Aさんは実際の行動ではなく頭の中で場面を思い描いています。
【ポイント】
「まねる」は模倣、「実際にやってみる」はロールプレイ、「思い描く」は空想と、行動の種類で区別すると覚えやすくなります。