正答2
解説
正解は2です。
加齢による生理機能の低下の程度は、機能によって大きく異なります。
老年学者ショック(Shock, N. W.)は、30歳を100%として各機能の残存率を示しました。
この研究では、肺の機能、特に最大換気量の低下が最も大きいとされます。
【選択肢別解説】
1:× 基礎代謝率は加齢で低下しますが、老年期でも30歳の80%程度は保たれます。
2:○ 最大換気量は、呼吸筋力の低下や肺・胸郭の弾性の低下により、老年期には30歳の半分以下まで低下します。
3:× 細胞内水分量は加齢で減少しますが、老年期でも30歳の80%程度は保たれます。
4:× 神経伝導速度は低下の程度が最も小さく、老年期でも30歳の90%程度は保たれます。
【ポイント】
残存率が高いのは神経伝導速度、低いのは最大換気量や腎血漿流量と対比して覚えます。
高齢者が肺炎を起こすと呼吸不全になりやすいのは、呼吸の予備力が少ないためです。