正答1
解説
正解は1です。
頭部外傷による記憶障害は、受傷した時点を境に2つに分けられます。
受傷より前の記憶が失われるものと、受傷後の新しいことを覚えられないものです。
【選択肢別解説】
1:○ 逆向健忘は、受傷など原因となった出来事より前の記憶が失われる障害です。
事故の直前のことを思い出せない、などの形で現れます。
問題文の説明と一致します。
2:× 既視感(デジャヴ)は、初めての体験なのに、以前に体験したように感じる現象です。
健康な人にも起こり、記憶が欠落する障害ではありません。
3:× コルサコフ症候群は、主にアルコール多飲によるビタミンB1欠乏で起こります。
新しいことを覚えられない前向健忘や、作話、見当識障害が特徴です。
頭部外傷による逆向性の記憶の欠落を指す用語ではありません。
4:× 認知症は、いったん発達した知的機能が持続的に低下し、生活に支障が出る状態です。
特定の時点より前の記憶が欠ける障害を指す用語ではありません。
【ポイント】
「逆向健忘=過去の記憶を失う」「前向健忘=新しいことを覚えられない」と区別します。