正答3
解説
正解は3です。
脊髄損傷では、損傷部位より下の運動・感覚・自律神経の働きが障害されます。
看護では、残った機能を生かして自立した生活を送れるよう支援します。
【選択肢別解説】
1:× 痙縮が起きたときに、関節を強く押さえるのは不適切です。
強い力で押さえると、かえって筋緊張が強まり、骨折などのけがにつながります。
正しくは、落ち着くのを待ってからゆっくり伸ばすようにします。
2:× 自律神経過緊張で注意するのは、血圧低下ではなく急激な血圧上昇です。
自律神経過緊張は、自律神経過反射とも呼ばれます。
第6胸髄より上の損傷で、膀胱の充満や便の貯留などをきっかけに起こります。
頭痛や顔面紅潮を伴い、原因の除去が急がれます。
3:○ 脊髄損傷では排尿の神経が障害され、神経因性膀胱になります。
尿を出し切れないため、清潔間欠自己導尿で定期的に排尿する方法を指導します。
尿路感染や腎障害を防ぎ、自立した排尿管理につながります。
4:× 完全損傷では、損傷部より下の機能の回復は見込めません。
リハビリテーションの目的は、残った機能を最大限に生かして生活を再建することです。
回復できると説明するのは、誤った期待を持たせることになります。
【ポイント】
自律神経過緊張(過反射)は「血圧上昇」で、膀胱や直腸の刺激が誘因です。
排尿管理には自己導尿の指導が重要です。