正答3
解説
正解は3です。
摘便は、直腸内にたまって自力で出せない便を、手袋をした指で取り除く処置です。
安全に行うための体位を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ファーラー位は摘便には適していません。
殿部がベッドに接するため肛門部が見えにくく、指を入れる操作が行えません。
2:× 右側臥位は適していません。
直腸からS状結腸、下行結腸は体の左側を走行するため、右側臥位では腸の走行に沿って処置しにくくなります。
3:○ 摘便は左側臥位で行います。
直腸からS状結腸、下行結腸が体の左側にあるため、腸の走行に沿って指を入れやすく、便も出しやすくなります。
膝を曲げると腹圧がかかりにくく、肛門部も確認しやすくなります。
4:× 腹臥位は適していません。
腹部が圧迫されて苦しく、患者の表情や状態も観察しにくいためです。
【ポイント】
摘便やグリセリン浣腸、坐薬の挿入は、いずれも左側臥位で行うのが基本です。
摘便中は、迷走神経反射による血圧低下や気分不快に注意し、表情や顔色を観察します。