正答3
解説
正解は3です。
倫理的ジレンマとは、どちらも正しいと考えられる2つ以上の倫理的な判断の間で、選択に迷う状態をいいます。
【選択肢別解説】
1:× 規定の遵守そのものは、倫理的ジレンマではありません。
決められたルールに従うことは、判断に迷う状況を生む原因とはいえません。
2:× 過去の経験知との矛盾は、倫理的ジレンマではありません。
経験と現状が合わないことは知識や判断の見直しの問題であり、倫理原則どうしの対立ではありません。
3:○ 倫理的ジレンマは、相反する倫理原則がぶつかるときに生じます。
たとえば、患者の自己決定を尊重する「自律尊重」と、患者の利益を守る「善行」が対立する場面です。
4:× 自己の正当化は、倫理的ジレンマではありません。
自分の行動を正しいとみなそうとする心の働きであり、倫理原則の対立とは異なります。
【ポイント】
医療倫理の4原則は「自律尊重・善行・無危害・正義(公正)」です。
治療を拒否する患者への対応など、原則どうしが対立する場面がジレンマの典型例です。
看護者はチームで話し合い、患者にとって最善の選択を検討します。