正答2
解説
正解は2です。
肛門管の上皮、静脈叢、括約筋の性質、排便反射の中枢を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 肛門上皮は単層円柱上皮ではなく重層扁平上皮です。
肛門は摩擦を受けやすいため、皮膚と同じく丈夫な重層扁平上皮で覆われています。
単層円柱上皮は直腸など腸管の粘膜にみられます。
2:○ 肛門の粘膜下には静脈叢(直腸静脈叢・痔静脈叢)が発達しています。
この静脈叢がうっ血して拡張したものが痔核です。
3:× 外肛門括約筋は不随意筋ではなく随意筋(骨格筋)です。
陰部神経に支配され、自分の意思で締めて排便をがまんできます。
不随意筋(平滑筋)なのは内肛門括約筋です。
4:× 排便反射の中枢は延髄ではなく仙髄(第2〜4仙髄)にあります。
直腸に便がたまって壁が伸展されると、仙髄を介して直腸の収縮と内肛門括約筋の弛緩が起こります。
【ポイント】
内肛門括約筋は平滑筋で不随意、外肛門括約筋は骨格筋で随意です。
排便・排尿反射の中枢はどちらも仙髄にあり、大脳がこれを抑制・調節しています。