正答1
解説
正解は1です。
甲状腺ホルモン(サイロキシン〈T4〉、トリヨードサイロニン〈T3〉)の作用を問う問題です。
甲状腺ホルモンは全身の代謝を高めるホルモンです。
【選択肢別解説】
1:○ 甲状腺ホルモンは全身の細胞の酸素消費とエネルギー産生を高め、基礎代謝を亢進させます。
2:× 体温は低下ではなく上昇します。
代謝が亢進して熱産生が増えるためで、甲状腺機能亢進症では暑がり・発汗過多がみられます。
3:× 骨の発育は抑制ではなく促進されます。
甲状腺ホルモンは成長ホルモンと協調して骨や脳の発育を促します。
小児期に不足すると、低身長や知能発達の遅れ(クレチン症)が起こります。
4:× たんぱく質の合成・分解は抑制ではなく促進されます。
過剰になると分解が上回り、筋肉量の減少や体重減少が起こります。
【ポイント】
機能亢進症(バセドウ病)では頻脈・体重減少・発汗・手指振戦が、機能低下症(橋本病など)では徐脈・寒がり・体重増加・粘液水腫がみられます。
症状をホルモンの作用と結びつけて覚えましょう。